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よいこの君主論(架神恭介さん著)がバカバカしくも勉強になる実用書

「よいこの君主論」を読みましたー!著者の架神恭介さんのファンで18歳の時か彼が運営してるサイト「The男爵ディーノ」を読んでいてかなり影響を受けてます!!


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目次

 

「よいこの君主論」とは?

1513年に書かれたマキャベリの「君主論」を子供でも分かるようにキャッチーにアレンジされた解説本です!

 

君主論はその名の通り君主のあるべき姿や対策を論じた、一種の「君主マニュアル」です。そこで述べられてる人間心理は現代にも通ずると著者はおっしゃっています。

 

マキャベリの君主論が分かりやすいように舞台は小学校です。主人公のひろしくんを中心に5年3組の覇権争いの様子が書かれています。微妙に下手めな挿絵が良い味を出してます。

 

ひろしくんの駄菓子屋の妙計

ひろしくんグループの勢力拡大のためにクラスメイト達を少しずつ自分のグループに仲間に入れることで支配しようとします。最終的にはクラスを支配して天下統一を目指すのです。

 

ひろしくんが新たに獲得した勢力はゆみこちゃんのグループです。

 

ゆみこちゃんグループはゆみこちゃんとようこちゃんの二人だけのグループであり、二人とも比較的大人しい子たちでした。

 

ですので、彼女たちなら支配が容易であろうと考え、ひろしくんは自分たちの仲良しグループに二人を組みこんだのです

 

↑基本的にこういう書き方です。

 

ゆみこちゃんとようこちゃんを上手いこと仲間にしたと思ったのですが、ある問題にぶち当たるのです。放課後に利用する行きつけの駄菓子屋さんが違っていたのです!!

 

ひろしくんたち男の子は駄菓子屋「みらの」を愛用していました。「みらの」はアイスキャンデーが他よりも安く、これから夏場を迎えるにあたり、必ず利用したいお店でした。

 

一方、ゆみこちゃんとようこちゃんは、学校のすぐ近くにある駄菓子屋「いもら」を愛用していました。「いもら」は値段も品揃えもこれといって特色のない普通の駄菓子屋で、ひろしくんたちとしては、少なくとも夏の間は「みらの」を使いたいと考えていたのです。

 

しかし、彼女たちは「みらの」の利用に強固に反対したのでした。 なぜ彼女たちが「みらの」を拒絶するのか、ひろしくんはみのるくんを使ってさりげなく情報を収集します。

 

その結果、それは単に彼女たちが「みらの」がどこにあるのか知らないことと、ゆみこちゃんの家が「いもら」に近いからだと分かりました。このような単純な理由であることが分かったので、ひろしくんは十分に説得が可能と思い、懐柔工作に乗り出しました。

 

懐柔(うまく扱って、自分の思う通りに従わせること)

 

章の最後にはふくろう先生のマキャベリの君主論の解説がある

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章の終わりには主人公のひろしくんの動向をふくろう先生が作戦や人間心理などを解説します!

 

ふくろう先生「いいかい、きみたち。ひろしくんがそうであったように、新しい制度を取り入れようとする者は、必ず多くの困難にぶつかるんだよ。

 

駄菓子屋を変えようとするだけで、これだけの反対が起こるようにね。以前の制度で旨い汁を吸っていた人たちは、当然新しい制度に強く反対する。」

 

「よいこの君主論」の魅力

舞台が小学校なので起こる事件のスケールも小学生レベルなのですが、大真面目にやってるのでそれが一層バカバカしさを引き立てます。遠足とかドッジボール大会とかクラスを牛耳るための一大イベントな訳ですよ。

 

真面目なことをバカバカしく解説することは著者の架神恭介さんの得意とする分野ですね

 

事件のひとつひとつが現実に本当にありそうですし、実用的でものすごい面白さです!

ブフっと笑ってしまう描写があるので電車内での閲覧は基本的にオススメしません!

 

一人でコッソリ読みましょう!モテ貯金と全くないですが、人間心理を知るのにもオススメです!

 

よいこの君主論 (ちくま文庫)

よいこの君主論 (ちくま文庫)

 

 

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